我が家の庭にイチゴが実りました。
ただその場所は、地面はコンクリートで、ブロックとプランターとの隙間です。
隙間に堆積した土に、以前プランターに植えていたイチゴ苗の子株が根付いたものです。
こんな所に健気に生えて根性あるなと感心すると同時に、いやこんな所だからこそ生き延びたのだとも思いました。
なにしろ目に付いた葉っぱ類を雑草という1くくりにして刈ったり抜いたりする家族がいるもので、作業しにくい所に生えたおかげで、その魔の手(笑)から難を逃れることができたのです。
そう思って見てみると、ここにも隙間に生きているものがいました。
どこからか飛んできた草花の種は、ブロックの間に入って風に飛ばされたり、人に踏みつけられたりすることなく成長して可憐な花を咲かせたのです。
そう思うと過酷な環境だからこそのメリットがあるのだと改めて感じました。
隙間時間や隙間産業などその価値に気付いた人がそれぞれ[隙間]を活用しているんだなと・・・
収穫したイチゴは甘くておいしかったです。
まあ、家具と壁の隙間に入り込んだ埃は困りものですが。