時代の変化に【社長Blog on木心通信Vol.178】

平尾工務店 代表取締役 平尾博之

毎月末になると、このブログの原稿を書くために、最近の世の中の動きを振り返り頭の中で整理する事が一つのサイクルになっています。私にとっての定型業務と言えます。

自分自身の経験や感じた事、会社の動き、会社の運営方針の結果等、身近な出来事との振り返りも行っています。
たとえ短い文章であっても、大切な方々に思いを伝える文章を書くという事は、なかなか気を遣う仕事です。
時には、「木心通信」が発行された後に読み返し、乱文や表現違いに反省する事もあり、「活字にする責任」を実感する事もよくありました。

ところが時代は大きく変化し、『AI(人工知能)』なるものが大きく進化し「CHAT-GTP」なるソフトでは、情報を検索するといった従来の単純作業のみならず、文章作成をいとも簡単に短時間で作成してくれる機能まで備えています。使い方では、専門的な学術論文であっても、簡単に作成してくれる様で、大学の卒業論文程度なら、易々とこなすそうです。
先日も、当社のデジタル専門部署の社員とCHAT-GTPを使ってブログの作成を実験したところ、テーマの与え方次第では、そのまま使えそうなブログの文章が即座に完成しました。
慣れない人間が長い時間を費やして作成した文章より、はるかに洗練された内容の充実したデータに基づいた的確なものになっていたので、全員驚きの瞬間でした。

最近の経済面の情報記事では、デザイン業界や企画コンサルタント業界をはじめとして、各業界で競ってこの「AI活用」での生産性向上改革が急速に進展している様です。
AIというコンピューターソフトがデザインや文章を素早く上手に作成することで、これまで人間がしていた業務をどんどんAIが取って代る時代が足早にやってきた感が有ります。
「この文章は、本当に人間が素直に思いを表現したものなのか?」「このデザインは、作者の感性と経験を活用し、顧客のニーズを最大限に取り入れたものなのか?」といった、発信された情報の内容に関しての疑問がよぎってきそうな気がします。

これからの「新しい時代」は、本当に受け止めてほしい相手に、確実に自分の真の思いを込めた情報を、どのように提供したらよいのか、その手法と技法が問われる事になるのでしょう。
次の時代を真剣に創造したいと考えています。

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