壁はない【社長Blog on木心通信Vol.156】

平尾工務店 代表取締役 平尾博之

恒例にしている東京での年2回の勉強会も、この度の7月分はリモートでの参加に変更しました。
2泊3日のホテルも予約を済ませ、2日前まで出張の予定でいましたが、コロナ第7波の東京の感染拡大が凄まじい勢いだったので、用心の為に出張を取りやめました。
7月末は、前期の決算の最終取りまとめの時期でもあり、慎重に行動をとることにしました。

講演会は、早朝講話が午前八時から始まります。現地聴講では、ホテルの朝食や移動に時間が掛かり、八時に会場入りをしたことが無かったのですが、リモート聴講を私は個人のiPadを使って受講しましたので、時間が節約でき、今回は、ほぼ全ての講演を受講できました。
一人で部屋に籠り、周りを気にせず受講できるスタイルは想像していた以上に集中でき、満足な時間を過ごせました。

今回受講できた17名の講師は、どの方のお話も心に残るものばかりでしたが、特に工藤公康氏(前ソフトバンクホークス監督)の講演は興味深く聞かせて頂きました。
企業活動においてはDX(デジタルトランスメーション)等で「数字やデータ」での状況把握や目標設定等がよく言われますが、野球という「勝負の世界」でも、やはり「数値やデータ」に拘った采配を行っていたという内容は、同じように「人を采配する」事業活動にも通じる点で興味が湧き参考になりました。
また、「野球においては、『打って勝つ』ことより『守って勝つ』事が圧倒的に多い」というお話は、一般の人では「ホームランや長距離・高打率バッターを要したチームが強い」と思われがちだが、ピッチャーを含めた守備力のあるチームでないと勝てないという点は、目からウロコのいい話でした。
企業でも、営業力でガンガン受注するだけではなく、材料の仕入れ、人やお金の運営管理といった「守備力」も重要な要素だと改めて実感した次第です。

そして最後に工藤氏へ司会者から、「野球に夢を抱く子供たちに送る言葉を・・」との投げかけに対し、工藤氏が言われた一言が今も鮮明に心に残っています。
『壁はない』の一言でした。
「廻りを見るばかりで自分を弱め弱気になってはいけない」
「自分の努力目標をしっかり持って自分に勝つよう努力する」
努力すれば『壁など無い』という、良い締め括りでした。

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【BOSS平尾の浪漫紀行】日本のまちシリーズ。
平尾工務店の社長が関心のある「街並み」や「建築物」を気ままに取材したものです。 現役の建築士として「見てみたい風景」を中心に自由な旅をしています。 今回の旅は、高知県高知市の「はりまや橋」です。

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