情報共有【社長Blog on木心通信Vol.154】

平尾工務店 代表取締役 平尾博之

最近、国内大手電機メーカーの検査不正が社会問題となっています。
マスコミ報道を見ていると、多くの記者会見で「現場の情報が正しく伝わらず、・・・」「現場サイドの問題で、経営幹部が認識していませんでした。」という内容が報じられています。


当社でも、最近「現場の情報が社長に伝わっていますか?」という内容のご指摘を受けました。その事案では、私も事前に報告を聞いており、お客様に私から直接お話する事で大事にはいたりませんでしたが、大手のみならず中小企業であっても、「正しい情報共有」は大きな課題です。

当社の場合は、工事受注前に、必ずお客様と社長の面談の機会を設け、受注後においても、気軽に私に直接お話が届く会社でありたいとの思いをお客様に伝えています。
何事かがあった時は「直接私に連絡ください」とお伝えすると安心して下さる方が多いと実感しています。

また、営業時点や設計・工事時点においても、打ち合わせ内容や、個別の要望事項に関しても、「サロン・ド・木心」というメールに相当する連絡ツールのみを公式な連絡手段と決め、お客様とのやり取りを一本化しています。
昔は、営業マンや設計・工事の担当者と直接電話やメール等で情報のやり取りをする事が一般的で、後日に「言った」「聞いてない」といった問題も発生した事が有りましたので、数年前から、情報の一本化に全社挙げて取り組み、現在の「サロン」中心の情報共有に統一しました。

社会は「スピード優先」を理由に、文書をしっかり書く事や記録を残すという習慣が薄れていっている様に感じますが、「企業のコンプライアンス重視」という観点で考えても、一つ間違うと大きな社会問題化する場合もあるので、「風通しの良い情報の共有化」には、真剣に取り組む必要性を感じています。
インターネットの普及で、「言いっぱなし」「情報の出しっぱなし」の風潮が加速していますが、規律・節度・節操・思いやりのある優れた日本文化を大切にしていく企業風土も併せて構築できたらと、社員の資質向上という点でも期待しているところです。


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