大統領選挙
１１月３日には、アメリカ合衆国大統領選挙が行われます。（既に終わっているかもしれませんが。）
長い様で速かった四年間が終わり、次の大統領が決まります。
過去の大統領からは大きくカラーの違うトランプ氏の行動には、世界が注目し続けた四年だったのではと想像します。
就任早々から、側近の閣僚や政府の重要役職の解任や罷免が続出し、独裁大統領のイメージを定着させてしまいました。
また、中国とは、特定企業の取引制限や輸出入関税の大幅な変更を発表し、経済戦争にまで発展しています。
ムラー特別検察官による、自身の職権乱用や大統領選挙に伴う不正疑惑の捜査に関しても、大統領権限により最後までその報告書が発表されずに終わりそうです。
フォロワー数が１億２千万人いるといわれるTwitterにも、連日の様に投稿して世論の注目を集めてきました。
いろんな点において、これまでのアメリカ合衆国大統領のイメージを大きく覆してきた４年間だったと感じます。
振り返ると、今からちょうど50年前の１９７０年には、米国のGDP（国民総生産）は実に世界の５０％を占めていたのですが、直近では２４％まで低下してきています。
米国の低下というより、その他の国々のGDPが増加したという事になります。米ソ二大超大国の時代があり、ソ連は崩壊しましたが、中国の凄まじい発展に代表される諸外国の経済発展が大きい変化をもたらしました。
「世界の警察官」を自他ともに認めていた米国の存在感が、２１世紀になり大きく変化をしています。
「Once more America」（アメリカよもう一度・・）というフレーズは、国民の心に訴えるキーワードになるのかもしれません。「強いアメリカの復活を」。
世界の振り子が、自国主義に動いている現在、「アメリカだけは、自由と平等の国で・・」という思いは、私にはありますが、時代の流れはどうなるのでしょうか？
社会主義も共産主義も、経済のみの社会性音痴の私には馴染みません。やはり、自由な経済発展のある社会が良いなと。
次のアメリカ大統領が、どのような政策を展開するのかを楽しみにしたいと思います。
