【木心通信Vol.129】社長Blog

代表取締役 平尾博之

トマトハウス

コロナ肺炎の感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令中で、世界中が緊迫し、経済活動も停滞した状態が続いています。

当社もそんな状況下で、業務を継続する為に社員の在宅勤務や拠点の分散化で急場を凌いでいます。皆様もいかがお過ごしでしょうか。

私は、個人的には打ち合わせや外出機会が大幅に減ったこともあり、従来からの懸案事項をこの機会に具体化しています。

特に今、注力しているのがトマトハウスの立ち上げです。

アグリ事業を植物工場でのレタス栽培から始めましたが、次の品目を考える中で、トマトのハウス栽培に到達しました。

従来の植物工場に代わり、農地を活用した栽培がメインです。

ご存じの通り、日本の農業も後継者の問題で、耕作放棄農地がどんどん増え、身近なところでも荒れた所が増えました。

各言う私も、名ばかりの農家で、農地を所有しておきながら、有効に活かしきれていなかったのも実情です。さりとて、兼業的に個人農家を継承することもできませんので、会社事業として真剣に取り組む事も必要ではないかと、常々考えていました。

幸い、アグリ事業に有望な新卒社員を迎える事も出来ましたので、この機会に農地活用を進める事にしました。

今回のコロナ問題では、産業界に「世界にまたがる部品や商品の供給網が大きな課題」として表面化し、中国や米国を筆頭に国単位での商品囲い込みといった新たな問題も浮かび上がりました。

『不要不急』の商品なら別ですが、万一「食料」にまで国ごとの囲い込みが発生するような事態になれば、食料自給率の格段に低い日本など、一挙にパニック状態になる可能性すらあります。

企業サイドでは、この度の事態で中国依存の工場立地を見直し、国内回帰の動きが加速しそうな情報が流れています。

いずれ来るであろう地球人口の膨大化を考えると、今回のコロナ問題は日本の食料自給率向上の課題からしても、真剣に考える時期ではないかと想像しています。

「衣・食・住」の不滅3事業の一端に関わる当社としても、「食」を「住」と併せて、正面から取り組む事も視野に入れ、折角時間の余裕があるこの機会に、アグリ事業部の新規開拓に頑張ってみようと思っています。

皆様、お体には十分ご自愛下さい。頑張りましょう。

SNSでも情報発信中!

  • 平尾工務店のfecebookページへ
  • 平尾工務店のinstagramページへ
  • 平尾工務店のpinterestページへ