【木心通信Vol.122】 社長Blog

平尾工務店 代表取締役 平尾博之

逆さ世界地図

我が家の浴室はユニットバスです。少し大きめの1620。

2か月くらい前から、浴室の壁には孫の学習用に世界地図が張られています。濡れた壁に貼り付けるようなもので、世界を6分割して国旗と国名の勉強ができる様になっています。

たまに、その世界地図を6枚きっちりと並べて、孫たちが見やすいようにと整えています。今夜入浴すると、6枚がバラバラにあちこちの壁に散乱していました。

今夜は浴槽の中で、孫たちがびっくりするかもと、世界地図を南北真逆になる様に張ってみました。

すると、世界地図を逆さに見た経験があまりない私には、その世界地図でまったく「新しい世界」の姿を発見したような新鮮さがあり、しばし見入っていました。

私にとっての新鮮な発見は、

・地球上の陸地の大半が北半球にある事

・先進国の大半が北半球にある事

・赤道の位置が、想像以上に南にある事

など、高校の地理の問題なら感覚的には即答できることばかりなのですが、「新鮮な発想」を創造するとはこんな事からなのかもしれません。

楽しそうなので、その後ネットで「南半球と北半球」について調べてみました。

北半球が夏なら南は冬、という季節が逆であるのは初級の常識ですが、台風の渦巻きが北半球は左巻ですが、南に発生するサイクロンは右巻というのは中級くらい。

面白いのは、日本の様に北半球では、お日様は東から昇り南の空を移動しながら西の空に沈みますが、南半球では東から出たお日様は北側の空を移動しながら、西に沈むそうです。

私たちが家を設計する時、「日差しを取り込む為に、南向きの大きな開口を・・」という説明も、北半球だけにしか通用しないお話かもしれません。南半球では北窓が有効なのかも。

世界の家づくりも、地域によっていろんな作り方があり、それは文化や歴史と合わせて地理的な環境条件の違いも大きな要素なのだろうと実感したところです。

私たちは自分の人生で学習し経験した事で、直面する日常の課題を解決している事が多い訳ですが、ちょっと発想を転換できる機会を自分で作ることも大切なのだと、「逆さ世界地図」を眺めながら感じた次第です。

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