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5月になり暖かく私たち人間が過ごしやすくなるのと同じく、昆虫類の動きも活発になります。木造住宅の敵、シロアリもこの時期に羽アリとなった個体が次の住処を求めて飛び立つようです。敷地内に来られないように、古材や切り株はできるだけ置かないほうが賢明です。
害虫という言葉は良く耳にします。その対義語で益虫という言葉が存在します。
人間にとって役に立つ昆虫という定義です。シロアリ・ゴキブリ・ダニなどは害虫ですが、それを捕食してくれる益虫を紹介します。
アシダカグモ・・・昆虫学者安富和男さんの著書『ゴキブリ3億年のひみつ』によると、アシダカグモが2・3匹いる家では、そこに住むGは半年で全滅するとのことです。任務が完了すると謝礼を求めることなく次の戦地(別の家)に赴き、Gを完全に駆除するまで働いてくれるそうです。その勇敢な働きぶりから一部の識者の間では「アシダカ軍曹」と呼ばれています。また、アシダカグモが家に来ることを「赴任してきた」と表現するそうです。
ゲジゲジ・・・アシダカ軍曹の陰に隠れがちですが、Gだけでなくシロアリ、ダニ、南京虫など幅広く駆除してくれる頼もしい奴です。グロテスクな容姿で、害虫の殺虫剤のデザインにも彼が代表格で載っていますが、彼こそがナチュラルな害虫殺虫剤なのです。室内で見かけた時は、ビジュアル的に葛藤に悩むかもしれません。しかし、臆病な性格なので人間に攻撃することはない(万が一噛まれたとしても毒性もほぼない)ので暖かく見守ってあげましょう。
女性の方は昆虫が苦手な方が多いと思います。上記の2部隊は自己防衛以外に人間に攻撃することはありません。見た目は100%完全に害虫のように思いますが、衛生的でかつ健康的な住宅環境を維持するためにも、忌避せず共存を選択されてみてはいかがでしょうか。