晩酌
「晩酌」は、夕食時など、夕方から晩の時間帯に飲むお酒、と辞書には書かれています。夕方に「飲酒する習慣」とも書かれています。
我が家では、知る限り、祖父母にも両親にも、家での飲酒の習慣はありませんでした。
私も、夕食時の飲酒の習慣はこれまで無かったです。
しかしながら、それが「コロナ」で変わりました。
家族で外食をしなくなり、当然、私は友人との食事会や宴会も無くなり、毎日家食となりました。唯一、週末は皆がゆっくりそろえるので、「週末パーティー」がお決まりになりました。「パーティー」は、一番下の保育園児の孫が「それでは皆さん、手を合わせて、いただきましょう!」「いただきます!」「どうぞ!」のかわいらしい号令から始まります。
緊急事態が最初に発令された頃から、社員の帰宅時間も意識的に早くなり、夕食の後、仕事に戻っていた私も気分的にゆっくりする事ができ、家庭内の夕食で少しのお酒を飲むようになりました。
常日頃は、各自の生活リズム中心で、慌ただしい食事になりますが、この時だけは和やかな団らんタイムで、家族の精神状態や日常の生活環境の問題などを話す場になり、安心を実感できる好機として、私にはこの上ない時間となっています。
アフターコロナで、「社会」や「企業」・「経済活動」等々が大きく変わるであろうし、その変化に対応するような心準備が必要であると言われていますが、我が家ではいち早く「アフターコロナ」をにらんだか生活文化の改革を体験中です。
「晩酌酔即休」の古文の詩にある通り、私は直ぐにほろ酔い気分となって、早めの床に就く事が多くなりました。
最近では、5時半起床6時出勤の生活が定着し、これまで12時より早く寝る事がほとんど無かった生活とは180度転換し、「朝型就労」に変更しています。
朝、誰も居ない会社で仕事をするのは、想像以上にはかどりますので、とても有意義な生活習慣への変化だと自分自身では満足しているところです。
朝型の健康リズムを大切にして、今後も早起きを頑張りたいと思っています。